最近のノベルティ業界

 よっしいです。

 今日はの東京は非常に蒸し暑く、「そろそろ梅雨入り?」なんて思わせる気候でした。まぁ、来月の今頃は梅雨入りしているかもしれませんね。

 

 先日、とある研究会に行ったときに、最近のノベルティに関して質問頂きました。その内容とは・・・。

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①見本市に行くけれども、どこの出展企業も同じ商品ばかり

②どの企業も印刷すると大量のロットを求められる

③納期も結構かかる

④商品のチェックは?

でした。

 ①に関しては、ノベルティは海外製が多いのですが、海外のメーカー1社が作ったものを日本の複数の商社が「自分のところで扱わせて欲しい」と手を挙げます。日本のノベルティ関係の会社はその複数の商社から仕入れるので、出展企業はどこも同じような商品ラインナップになるわけです。特に新商品とうたっている商品はこの傾向があります。

 ②に関して。ノベルティの会社は名入れは外注に出すパターンがほとんどです。すると、その外注先(印刷するところ)はそれでご飯を食べているので、ある程度のロットを要求するわけです。③の納期に関しても、外注先の混み具合によって変わります。

 ④の商品チェックは海外製の商品については、ほとんどがメーカー任せ(つまり海外でチェック)になっています。名入れの外注先はチェックをしません。

 近年、ノベルティ業界にいて思うことは、「100円均一のお店とどんどん差が出ている」です。良い意味ではなく、悪い意味です。

 100円ショップに行かれた方はわかると思いますが、「これが100円?」と思う商品がたくさんあります。100円ショップの業界は非常に努力していると感じます。対して、ノベルティの業界はそこまで努力しているとは言い難いです。各企業の販促ご担当の方々も当然100円ショップに行くので、当然ノベルティの品揃えに不満を持つと思います。各メーカーもそれをわかりつつあり、小売りルートとノベルティルートでは小売りルートを重宝する傾向が見受けられます。

 ノベルティ業界は、今日本で衰退著しい「卸売業」に位置する所がほとんどです。ネット広告が成長しているのと対比して、ノベルティ業界は成熟しているのかもしれません。業界全体でノベルティの魅力や役割を伝える必要があります。

 なんだか今日は小言になってしまいました。続きは明日・・・。

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